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私がV6を好きな10のところ< 8.6人6様の歌声と歌唱法 >

8.6人6様の歌声と歌唱法

8-1.それぞれの特徴
メンバーそれぞれの歌声の特徴は以前ブログに投稿してますので、ここでは割愛させて頂きます。 

こちらの記事でも言及していますが、V6の声質は非常にバランスが良いと思います。
音組の長野くん、森田くん、三宅くんと、低音組の坂本くん、井ノ原くん、岡田くんと、綺麗に3人ずつに分かれるばかりか、歌声そのものの特徴もバランスが良いのです。
圧倒的歌唱力の坂本くんと井ノ原くんは、曲のテイストに合わせて息の抜き方や発声の仕方などの歌唱法を変えており、V6の歌声の柱となり楽曲の世界観を率いています。
好き嫌いが分かれる特徴的な歌声の森田くんと三宅くんの歌声は、何と言っても刹那さを描くことに秀でており、飛び道具的な存在で楽曲のスパイスとなっています。
そして、これらの歌声を率直で甘く優しい長野くんと岡田くんの歌声で、時にその甘さで強烈なインパクトを残しながらも支えるのです。 

近年のV6の楽曲の面白いところは、制作陣がこれらの6人6様な歌声を正確に把握して、適材適所に歌割りを決めているのです。
切なさを強調したい時には甘く蕩けそうな切なさを醸す森田くんを歌の出だしに使用したり、楽曲の中で一番盛り上がるここぞという場面では坂本くんのビブラートの聞いた美声で締める、など。
王道な歌割りの他にも、時には楽曲間の掛け声を甘く優しい長野くんが担うことで、嫌味やパンチもなく爽やかな印象だけを残しており、その絶妙な配置に納得することも。
複数人が異なるパートを歌うアイドルの楽曲だからこそのこだわりの観点から楽曲を見てみるのも非常に面白いのです。

 

8-2.ニゾンの美しさ

V6は低音と高音のバランスがちゃんと均衡になっているからこそ、アイドルソング必須のユニゾンに安定感を感じられます。
それは、歌声にそれぞれ特徴はあるけど、ユニゾン時には際立つ様な特徴ある歌い方をする人はいないからでないかと考えています。
その安定感も、彼らの20年培ってきた努力の結晶なのでしょう。
また、「V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?」における「Portraits ~prologue~」ではアカペラで歌う彼らのユニゾンを聞くことができます。
完璧なユニゾンではないけども、6人バラバラな歌声だからこそ大切に、丁寧に歌う彼らの優しいユニゾンの歌声に力づけられます。

 

8-3.圧倒されるハーモニー

君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか(2013821日発売)

この楽曲は「警視庁捜査一課9係」第8シリーズの主題歌でしたが、本気を出した彼らのバラードのハーモニーは圧倒されます!
アイドルのシングルとして全員にスポットライトが当たる歌割りではなく、楽曲としてのハーモニーの美しさを追求した作品となっているのです。
メインで歌う坂本くんと井ノ原くんの2人の歌声が楽曲のほとんどを歌っており、他の4人はハーモニーに徹しています。
特に三宅くんと最低音を担う森田くんはソロパートが一度も存在しません。
それでいて、6人が6人共異なる音を奏でており、6重奏の美しくも厚みのあるハーモニーを奏でているのです。