すもももももも

新規ブイオタが取り留めもなく語りたいことを語るブログ。

私がV6を好きな10のところ<4.Keep on DANCING>

4.Keep on DANCING

4-1. 弛まぬ努力

V6において「ダンス」とはグループの代名詞とも言えるほど、その6人の揃ったパフォーマンスは圧巻の一言。
V6といえばアクロバット」と言われ、確かに頭がおかしいと思うほど空中をポンポン飛び回っている楽曲もありました*1

しかし、それよりもダンスが秀逸なんだ!と声を大にして言いたい!

メンバー6人全員のダンススキルが非常に高いグループなのです。

そもそも、デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」はユーロビート調のダンスミュージックド定番でしたし、それ以降のシングルもダンスミュージックが非常に多いグループです。
バラード調の曲でも余程のスローテンポでなければ踊るV6は、シングル45曲中、振り付きで披露していないのは片手で数えるほどしかありません。*2
ミディアムバラード調の曲だった「涙のアトが消える頃(2014827)」では、先輩ファンの方々は「踊る!」と確信していました。
私はバラードで踊るとはにわかに信じられなかったのですが、初披露*3でフォーメーションに立ち、いざ踊りだした瞬間の感動は未だに忘れられません。
20年間踊り続け、今もなお息のあったダンスを披露しているダンスグループは非常に珍しいのではないでしょうか。

年齢を重ねても、それに抗う様に上昇する振り付けの難易度と、コンサートで踊る量。
裏側にある、動ける身体を維持し続け、培われたダンスセンスを更に進化させるための、並々ならぬ努力を私達には知る術は持たないけども。
最高のパフォーマンスを提供するために努力を惜しまないその姿に惹かれるのです。

 

4-2. V6のダンスの特徴

V6のダンスの特徴は、主に3つ挙げられると思っています。
それは、ステップが多いこと、フォーメーションチェンジが多いこと、そして個々では非常に個性のある踊り方をしていることだと思います。

4-2-1. 華麗な足捌き

ステップの多さは、SUPER Very best初回限定B盤収録のWait for Youのパフォーマンスに如実に出ています。
一番盛り上がるサビでのダンスは、6人が横一列に並び、交互に身体を倒したり正したりしながらも、キレ良くステップを踏むのみ。
それでも、何故かはっと息を呑み、惹きつけられてしまうのです。

他にも、日本テレビ系ドラマ「ごくせん」初期の主題歌「Feel your breeze(2002612日発売)」や「蝶(2008528日発売)」のダンスのステップも惚れ惚れしてしまいます。
前者が音楽番組で披露された時のダンスは、至る所にダイナミックなステップが織り込まれていて、爽快感溢れるパフォーマンスになっています。
一方で後者のダンスは、複雑で円を描くようなステップやフォーメーションチェンジが多く、腰を使った激しい踊りも相まって、非常にセクシーなしなやかさを感じられるのです。  

4-2-2. 次々に変わるフォーメーション 

V6のダンスのフォーメーションは、一曲の中で何度も変わることが多く、そして移動も非常にスムーズで美しく惚れ惚れすること必須です。
時に天井から、フォーメーションチェンジを撮影したカメラの映像が差し込まれることがありますが、その移動の滑らかさと美しさに溜息が。
後に語る「Timeless」のCDTV(201559日放送)でのパフォーマンスは天井カメラの映像が入っていますので、機会があれば是非!

Timeless(201558日発売)

このパフォーマンスは一度は見て欲しい!

20周年第一弾シングルとしてリリースしたこの楽曲ですが、ミディアムバラード調でありながら、目まぐるしくフォーメーションが変化するのです。
音楽番組の250秒のショートバージョン*4のパフォーマンスで、フォーメーションチェンジ*5が少なくとも22はあります。
緩急の付いたしなやかなダンスを踊りながら、留まること無く次々とフォーメーションが変わる様は、まさに圧巻。
アイドルのフォーメーションチェンジとは、歌っている人がセンターに来るような、誰が歌っているかを明確に分かりやすくするためのものが多く、移動すればしばらくはその場で歌い踊ります。
V6も例に漏れず、ほとんどの楽曲はアイドルセオリー通りのもののように見えます。
しかし、20周年の節目に発売した「Timeless」は、それとは逸する難解なフォーメーションチェンジを織り交ぜたパフォーマンスで。
難しい振りを歌いながら踊ることさえ大変だと言うのに、6人の息を合わせなくては不可能に近いフォーメーションチェンジに挑戦したV6は、それをしっかりと彼らのスキルの一つとして会得し、また新たな進化を提示していました。

SP"break the wall" feat.V6&Taku Takahashi(m-flo)(Live Tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!より)

このパフォーマンスの凄いところは「完全360°ステージを使用し、すべての方向へ向けて踊っていること」。
Sexy.Honey.Bunny!コンサート(通称セクバニコン)では、そもそもメインステージが会場の中央にある360°ステージしかないので、他の楽曲でもフォーメーションを様々に変えつつ踊っています。
その華麗なるダンスに魅了され続けるのですが、そんな中でもこの曲を推す理由は、何より楽曲もダンスも照明もすべてが格好良い!!
しかも、直前にダンスをフルで2曲踊った直後だと言うのに、激しく踊りながら、全方位に向けて止まること無くフォーメーションを変えて踊っているのです。
正直DVDで見る限りでは、誰がどういう方向に動いているのかを完全に理解するのは困難なほど。
しかし要所要所に織り込まれるキレのある揃ったダンスや、ワンフレーズずつ歌っているメンバーに合わせてスポットライトを当てるメンバーを変えるという、ダンスと照明の完全なる融合の演出に見入ってしまうこと間違いなし!

この曲は唯一youtubeでショートバージョンがMV付きで公開されてますので、そちらも是非御覧ください!


REVOLUTIONS / 【REVOLUTIONS】SP &quot;Break The Wall ...

4-2-3. ”群と個の共存

6人で踊っていると、その揃ったダンスパフォーマンスが目に付きます。
しかし面白いのは、個々で注目して見ると、6人とも個性ある踊りをしているのです。 

坂本くんは、Jr時代に東山くんから一目置かれていた通り、美しい正統派なダンスを踊ります。手足が長く、身体が柔らかいので、振りがすごく映える。

長野くんは一番基本に忠実で、一つ一つを丁寧に踊る印象です。それでいて、結構力強くもあり。シルエットが綺麗。

井ノ原くんは長い手足を最大限に使うようなダイナミックな踊りで、時に手足が絡まってしまうのではないかと心配になるほど。

森田くんは後輩からも憧れるような、独特の力を抜いたセクシーなダンスを踊ります。そして音にダンスを合わせるのが非常に上手い。

三宅くんは身体を柔らかく動かすのが上手く、胸のウェーブがとても素敵です。曲の世界観をすごく意識していて、どの振りにも一生懸命な印象を受けます。

岡田くんは力の調節が上手く、何でもそつなくキレ良く踊っている印象です。カメラに対する見せ方を分かっていて、手の動きに非常に色気があります。

この違いは、聞くよりも是非ともその目で見て欲しい!
コンサートDVDの通常盤には、あるダンスナンバーでのメンバーを一人づつ追ったマルチアングルが付いているものが多いので、御覧ください。
私のオススメは、SP "Break The Wall"のマルチアングルが収録されているLive Tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! DVDの通常盤です。

 

4-3. 進化し続けるダンス

4-3-1. デビュー曲の圧倒的な存在感

MUSIC FOR THE PEOPLE(1995111日発売)

すべてはここから始まりました。
アイドルのデビュー曲として完全にユーロビート調なのは、今思えば珍しいかったのかもしれません。
イントロで6人が縦並びになって、カウントズレで同じ振りを踊る様はV6の伝統芸ですね!
その後の「ダンッ!」とイントロで一度音が止まった瞬間、ダンスも合わせて停止するのは否が応でもテンションが上がります。
サビはデビュー時にVに込められた意味の一つとされていたカミセン対トニセンの"Versus"を示すかのように、サビはトニセンとカミセンで振り付けが異なったり。
そして、屈んだカミセンの頭上を通るようにトニセンが足を回し、センターの坂本くんの足の長さと美しさに感嘆の溜息を零してしまうのも、もはや定番となっています。 

デビュー時のこの曲のPVを見ると、若さも相まってガムシャラでダンスのキレが凄い。
それからずっと、コンサートや音楽番組で当時の踊りを踊り続けてきていて、今ではゆとりと培ってきた味がにじみ出ています。
歲月と共にダンススキルの上達や変化が垣間見れる楽曲でもあります。

4-3-2. ダイナミックパワフルなダンス

サンダーバード-your voice-(200484日発売)

V6のかつてのレギュラーであった番組「学校へいこう!(1997-2005)」内の企画「灘6(20054月・5)」をご存知でしょうか。
灘高校の男子生徒6人が、「文化祭でモテるために、ダンスを踊りたい!」とのことで、6人が直々にダンスを教えた企画です。
その時に教えた曲が「サンダーバード-your voice-」のダンスでした。 
元々はV6メンバーが吹き替えをした、実写映画「サンダーバード」の日本語版主題歌です。
5,4,3,2 and 1」とカウントから始まるこの楽曲のダンスは、ヒーローが地球を救う映画なだけに何と言ってもダイナミック。
手や身体をこれでもかと大きく回し、回転しながらしゃがみこんだり。
比較的スタイリッシュさが際立つ印象のV6のダンスにおいて、後ろめにカウントを取ることで力強さが際立っていて、初めて見た時に驚いたのです。
PVではファッションショーをイメージしたものとなっており、白を基調とした空間でダイナミックに踊り、圧倒的な存在感を醸しています。 

4-3-3. 美しさを内包した緩急のあるダンスへ 

flash back(Live Tour 2013 Oh!My!Goodness!より)

三宅くんが楽曲製作とダンスの振り付けに参加した楽曲。
2013年のOh!My!Goodness!コン(OMGコン)では未発表曲を2曲目に披露するという、かなり飛び道具的な役割をした楽曲でもあります。
この楽曲は「君が思い出す 僕は君を愛しているだろうか(2013820日発売)」のカップリングに収録されており、初回盤BにはOMGコンDVDとは異なるアングルでの映像とメンバーごとのマルチアングルが特典とで付いていますので、オススメです。 

カメラのCMに流れているようなイメージの楽曲ということで、随所にシャッター音が散りばめられています。
そんな「お洒落」な楽曲のダンスは、フォーメーションの複雑さに反して、激しさはありません。
一つ一つの動きに丁寧に緩急が付いており、見事に力の強弱が揃っている様は美しさを感じます。
間奏では一転して息もつかせぬ激しいダンスを踊り、構成としても緩急の効いたパフォーマンスに感動してしまいます。

*1:Be yourself!(1998311日発売)」新体操のビデオを見てアクロバットを真似したらしく、信じられないほどバク転します

*2:現在確認できている、シングルで全く踊らない曲は3曲。「出せない手紙(2001829日発売)」「メジルシの記憶(2003319日発売)」「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか(2013821日発売)

*3:音楽のちから 2014712日放送

*4:イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、サビ、サビ、アウトロの構成

*5:停止位置から次の停止位置までの移動回数で計算