V620周年記念日に寄せて
2015年11月1日。
V620周年おめでとうございます!
沢山の祝福に溢れるTLを眺めていて、気付くと自然と涙が流れていました。
平成生まれの私にとって、20年という歲月は、私の年齢とそう大して変わらなくて。
私のこれまでの人生と同じと考えると、膨大な時間に圧倒されてしまいます。
その長い期間をアイドルとして走り、歩き続けたということは、もちろん楽しいことばかりではなく、”アイドル”そのものを殴り捨てたくなる時もあったと思います。
ましてや輝かしい芸能界という世界で生きることを選んだことで、私の想像以上に沢山の人間の欲望に触れることなり、人間を信じられなくなりそうになったこともあったでしょう。
それでも、今日も6人は揃ってステージに立ち、代々木第一体育館では20周年記念ツアー「SINCE 1995 〜 FOREVER」が開催されるのです。
20周年記念日を目前に、「学校へ行こう」の事前番組を見て、思い出したことがありました。
以前ブログには、「「学校へ行こう」を見ていたが、周囲にジャニオタがいなかったから好きにならなかった」と記述しましたが、思い返せば少し異なっていた気がします。
確かに、ジャニーズのファンになるというのは、当時小学生だった私には想像もできない未知の領域で、高すぎる壁であったのは間違いありません。
しかし一方で、メンバー間に流れるどことない噛み合わなさに違和感を感じていた部分もあったのです。
昔のイメージでは、坂本くんはメンバーの中でから回ってる印象だったし、岡田くんは心ここにあらずの瞬間が多い印象でした。
(剛くんに関しては、見た目だけで怖がっていた)
グループとして歯車がちゃんと噛み合っていない印象だったのです。
今、20年目を迎えるV6には、その当時感じていた違和感はありません。
上手く互いに引っかかっていなかった歯車は、いつの間にか滑らかに動くようになっていました。
5人もの他人が絡むって正直面倒だし、離別を選び辞めることは簡単。
それでも、グループを守ってきた彼らの強さと優しさと、そしてその思いを持ちながら隣を歩くメンバーへの尊敬と誇りと。
デビュー当時の映像を見ると、その年齢差故に完全に保護者と被保護者だった関係が、肩を並べて隣に歩く関係性になった今迄に重ねてきた歲月。
その全てが私には愛おしく感じるのです。
10年前にはファンになろうとも思わなかった私。
今、V6の記念日に寄せて重たいブログを書いてる私。
いつ、誰がファンになるかなんて、巡り合わせでしかないと思っているのですが、20周年というアニバーサリーを共に過ごすことができた巡り合わせに感謝しています。
7月頃から、今日この日に向けて何かできることはないか、と考えた時に、ブログを通して新たなファンをつなぎとめられないかと考え、「私がV6を好きな10のところ」記事を投稿させて頂きました。
V6は個人活動が多いグループですので、年によっては半年近く6人が揃った姿を見れられないような状況もあります。
だからこそ、露出が多かった20周年でファンになった方へ向けて、まだまだ探るべき部分はあるんだよ!と、その奥深さを知って頂き、作品を細部まで味わうことの楽しさを知っていただければと思っています。
私自身もまだまだ知らないことが沢山ありますし、味わい尽くせてない部分も多いです。
その上、3年後に見返すと、熱の空回り具合に恥ずかしくなること間違いないでしょう(笑)
でも、ファンになって日が浅いからこそ書けた部分もありますし、今このタイミングでなければ書かなかっただろうと思います。
私の無駄に熱い記事から、何か新たな発見が見つかると幸いです。
汗水垂らしながら笑顔を振りまき、踊り倒すV6。
オーラスとなる今日が、ファンにとってもメンバーにとっても大切で素敵な一日となりますように。
そして「今ここから始まる」21年目での更なるご活躍をお祈りしています。
これからも変化し続けるV6の背中を遠くから追いかけて行きますので、どうかお身体はご自愛くださいね。