すもももももも

新規ブイオタが取り留めもなく語りたいことを語るブログ。

ジャニーズの面白さ、おじさまアイドルの魅力そして何故今V6なのか

私がV6に転がり落ちてそろそろ一年になります。
V6が20周年のミレニアムイヤーに突入し、紅白初出場が決まりました!
そのおかげで、この年末年始は雑誌のオンパレードに加え、「フェアリーテイル」というアニメの冬期OPにも「Break out」の新曲が決まり、いちファンとしては嬉しい悲鳴を上げていました。
昨年末から半年間以上、V6の全員揃いの姿が見れなかったことを考えるとミレニアムイヤーの影響を、まだ始まったばかりだというのにひしひしと感じ始めています。
まだまだ新規の私ですが、一ファンとしてこれからとても面白くなる予感がしています。

 

2014年は述べたように盛り上がりを見せるV6だけでなく、おじさまアイドルが台頭した年でもあったと思います。
2014年をアラフォーアイドル中心に振り返ってみますと、TOKIOが20周年を迎え、ジャニーズでは初の野外フェス参戦を果たしましたし、SMAPは夏のFNS27時間テレビのラストでノンストップライブを生放送で行っていました。
その度にジャニーズ界隈が、それぞれのファンだけでなく大盛り上がりしていたように感じます。
世間的にはおじさまアイドルとは、ピークを過ぎた「時代遅れ」と思われているかもしれません。
しかし、とある20代の女子のおじさまアイドルファンは"おじさまアイドル"が今密やかに面白くなっていると感じます。

 

そもそも、私は何故「ジャニーズ」なのか。
ジャニーズにハマった当時は何も考えていませんでしたが、振り返るとその理由は2つあったと考えます。
「歴史と物語が存在する」こと、そして「多種多様なエンタメを網羅している」ことです。
アイドル事務所は他にもいくつかありますが、1964年に「ジャニーズ」というアイドルグループがデビューしてから、2014年デビューの「ジャニーズWEST」まで、長い歴史を持ったアイドル事務所をジャニーズの他に私は知りません。
ただ単に、事務所の権力が有るだけと言えばそうかもしれませんが、時代時代に合わせて人気の出るアイドルグループを排出し続けることはそう容易なことではないと思います。
決してジャニーズ事務所のアイドルは全員が歌や踊りが上手であったり、顔がイケメンである訳ではありません。
”ジャニーズ”というのは、SMAP以降のグループは長いこと存続している現在、芸能界で生き抜くために成長する姿、成長した姿の「物語」を楽しむものなのではないかと考えます。

「現実は小説よりも奇なり」

という言葉がありますが、私が歩む世界よりも浮き沈みが激しく、恐ろしい世界で彼らが奮闘して生み出す「物語」を現在進行形で応援したり、後から辿ることで、頑張る気持ちにさせてくれるのです。
また、一つのデビューしたグループはメンバーが入れ替わることなく(減ることはあっても増えることはない)続くというのも、ジャニーズ所属グループの特色ではないでしょうか。
その結果、ジャニーズのグループやメンバーが様々なエンタメを提供しつづけている間に、自然とグループだったりメンバーを覚えられるのです。
そのエンタメはジャニーズのグループが主軸としているコンサートはもちろん、その為の楽曲リリース、それに合わせたダンスや演出だけでなく、映画、ドラマ、バラエティー、ニュースなどの映像媒体のエンタメや、舞台やミュージカルに至るまで、多種多様のエンタメを提供し続けています。
その中には大ヒットと呼ばれる映画やドラマだったり、長寿番組となるバラエティーも存在します。
そこでテレビで知った姿と、何かのきっかけで見たコンサートで汗水垂らしながら歌い踊り、努力して輝いている姿のギャップに、どうしようもなく惹かれてしまうのです。

 

 

私がそんなジャニーズをテレビで自然と知ったのは、私が小学生の頃です。
その当時の2000年前後という時代は、子供ながらに音楽業界やテレビ業界がとても盛り上がっていた印象でした。*1
バラエティやドラマなどのテレビコンテンツの勢いが強かったり、世間的に国民誰しもが知っている楽曲が毎年輩出していたり...。
その時ジャニーズのアイドルを牽引していたのがSMAPを筆頭にKinki、TOKIO、V6らだったという印象だったのです。

 

ところが、近年はネットやSNSの普及により視聴者の番組への糾弾の声が大きくなったり、テレビ以外の娯楽が増えたことにより、最近は面白いと感じる番組が減ってしまったようにも感じます。
私も成長し、日々の生活も忙しくなり、テレビを見る機会も減ったのも起因しているかもしれませんが、世間的にどんよりとした停滞している空気を感じてしまうのです。
こういう時に思い出すのは、2000年前後の輝いていたと感じていた世間の勢い。

2000年前後のような活気が、世間に取り戻して欲しいと感じているのかもしれません。
その当時、2000年前後に活躍していたジャニーズアイドルは、現在アフラフォーのいいおじさんの年齢となりました。

人気のピークはとうの昔に超えています。

しかし、その勢いのある時代に勝ち抜き、培ったそのスキルは衰えていません。
それどころか、若手に負けじと未だに挑戦を続けて成長をし続けているように感じます。
それぞれのフィールドで、その実力を発揮し続けているのを見ると、さすがのスキルと貫禄に関心する程。
そして、その姿に尊敬し、憧れ、素直に「格好いい」と感じるのです。
つまり近年おじさんアイドルのファンとなった私にとって、”おじさまアイドル”とは成長しきった安定感と挑戦し続ける力を持つ「尊敬する大人」像のひとつなのです。

 

そんな中、V6が2014年11月から20周年のミレニアムイヤーに突入し、紅白初出場を決めました。
私が、嵐ファンからV6へなった経緯は以前に記述しました*2が、その後、ミレニアムイヤーに突入してまだ2ヶ月だというのに、増々V6の面白さ・興味深さは増すばかりです。
紅白の初出場の決定には、「あさイチ」の井ノ原くん、「軍師官兵衛」主演の岡田くんの影響が大きいとは思いますが、
長野くんがBS番組「晴れときどきファーム」のレギュラー務め、三宅くんが今年NHK「みんなの手話」のナビゲーターに任命された他、森田くんは大河ドラマ平清盛」にて毛利元就を演じました。

 

しかし、正直世間的には
「V6ってまだ活動していたの?」
「岡田くんしか知らない。」
「井ノ原くんと岡田くん以外何してるの?」
という意見だと思います。
それでも、V6はずっとそこにあり続けましたし、前に挙げたように、メンバーは個々に活躍していました。

 

ミュージカルで活躍し、ジャニーズでも屈指の歌唱力とダンスのしなやかさを持ちながら、近年では料理男子としてにこにこしたかわいいおじさん姿を見せている*3 坂本 昌行くん

食べ歩きだけでなく、番組で畑で作物を作ったり今年は料理のレシピ本*4を出版するなど、美味しいものへの探究心が非常に高く、その知識はプロをもうならせる程である 長野 博くん

あさイチ」で朝の顔として冷静な意見を述べ、NHKアナウンサーとして誤解されるだけでなく、時には郵便局職員*5にも間違えられるながらも、ドラマや舞台にも出演する 井ノ原 快彦くん

舞台俳優として評価が非常に高く、数多く舞台を踏みながらも*6、時には映像作品にてとても印象的な役柄を演じる*7 森田 剛くん

相撲や神社仏閣巡りなど日本の伝統的なものが好きで、手話ナビゲーター*8を担う他、この秋には昼ドラに出演したり、舞台*9やバラエティなどマルチな活躍をする 三宅 健くん

軍師官兵衛」主演を成し遂げ、その他にも「永遠の0」で報知映画賞を受賞する*10など映画俳優としての活躍が目覚ましい 岡田 准一くん

 

ジャニーズのグループの中でも特に個々の活動がバラバラなグループだと思いますが、それぞれが異なったジャンルのエンタメを提供し続けており、個々でも非常に魅力的な活動を行っているグループだと思います。
そんな彼らが集まるV6というグループの魅力は語りきれないほどありますが、一番の魅力はコンサートDVDに凝縮されていると思います。
ファンの間で最高のコンサートと名高い「Sexy.Honey.Bunny!」コンか、最新コンサートの「Oh! My! Goodness!」コンを見れば、V6が”面白い”と私が伝えたい理由が伝わるかと思います。
”少しダサい”を纏ったおじさんアイドルが、長年培ってきた歌唱力、演出力、パフォーマンス力を最大限に発揮して、「スタイリッシュで格好いい大人」の姿で魅了され。

ファンの為に”踊り続ける”というプライドを背負った男たちの姿に、圧倒されたのです。

 

20周年へのスタートはまだまだ始まったばかり。
初出場の紅白歌合戦を含めて、V6がこの1年をどのように駆け抜けていくのか。
地に足のついたおじさんアイドルの物語を、しかとこの目で見届けたいと思います。

 

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny! [DVD]

 

 

V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness! (DVD2枚組)
 

 

*1:当時のモー娘。の勢いは相当なものだった...。

*2: http://goat13164.hateblo.jp/entry/2014/09/07/025041

*3:フジ ノンストップ内のコーナー「Onedish」。レシピ本も出版しました。

*4:レシピ本「なっとくめし。」

*5:かんぽさん

*6:2014年はアスペルガー症候群の男の子を演じた「夜中に起きた奇妙な事件」、行定勲監督とタッグを組み芥川賞受賞作品を舞台化した「ブエノスアイレス午前零時」

*7:大河ドラマ平清盛」での毛利元就や、生田斗真主演「人間失格」にて中原中也を演じた

*8:こちら

*9:2014年 片岡愛之助主演「炎立つ」では主人公と異父兄弟で主人公を恨み憎悪に狂う役柄を演じた

*10:「永遠の0」は日刊スポーツ映画大賞で作品賞・監督賞・主演男優賞をも受賞した